塾・学習塾の相談室  葛飾区(柴又・金町・高砂・亀有・青戸・立石・鎌倉・細田)

塾の相談室

上智スクール塾長 渡辺勇治

 

 

  葛飾区柴又で塾を始めて、三十年を過ぎました。これまで長く、小学生、中学生、高校生を教えてきて、さまざまな経験を積んできました。おもに、学習指導、進学指導の面で、お役に立てればと思い、相談室を開設することにしました。
 塾生、保護者の方はもちろん、どなたでもメールでの相談をお待ちしています。

 


 

 

 志望校の変更を言い渡されたが……

 

 

 中3の息子のことで相談します。実は12月の三者面談の結果、内申があまり良くないので「志望校を変えたほうが…」と担任の先生に言われてしまいました。本人も相当がっくりきているようですので、親としてもどうしたらよいのか分かりません。強気で第一志望でいった方がよいのか、それともやはり方向を変えなければならないのでしょうか?

 

 

 私立の場合は、内申は相当悪くない限りあまり影響がないのですが、都立の場合は、その点、無視することはできないので、担任の先生が難色をしめされたのならば、危険は大きいと考えられます。
 ただ、学校の先生は一般的に言って安全圏をおっしゃるので、一概にダメとは言い切れません。
「お母様の中には、時々まったくの高望みのところへ『どうしても』とおっしゃる方がおられるので困ってしまいます」とは長年進路指導をなさっている先生のお話です。
 まったくの高望みなのか、それとも「やや冒険」程度なのか、もう一度、担任の先生にたしかめた方がいいでしょう。
「やや冒険」の時は確定的なことは言えませんので、都立の場合はすべり止めの私立をはっきりしておく必要があります。いままで通り勉強を続けていて、願書を出す段階で決定するのもいいかもしれません。
 一番こわいのは、ダメだと言われて、勉強を投げ出してしまうケースです。これだけはどうしても避けなければいけません。
「少しむずかしいけれど、頑張ってごらんなさい」と息子さんを励まして、やる気を失わないようにさせてください。
 また、同じようなご質問で「偏差値が下がったが」というのがありました。
 これについては、多少の変動があるのは当然ですので、あまり深刻に考えなくてもいいでしょう。できなかった箇所、弱い箇所を補って復習するいいチャンスだとでも考えて下さい。
 結果がいいからといって、強気になるのも考えものですし、1回悪かったからといって落ち込むのも決してよくありません。ただ、だんだん下降気味の場合は、勉強方法にどこか問題があるのかもしれません。原因を追及して改善する必要があります。
 いずれにせよ本番の入試で、本人がどれだけ実力を発揮できるかが問題です。
 内申や偏差値の結果に惑わされず、試験当日をベストコンディションでむかえられるよう、頑張って下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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